沖縄のお盆
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沖縄のお盆
沖縄の年中行事には、今も旧暦が息づいています。
「旧正月(ソーグヮチ)=旧暦1月1日」
「浜下り(ハマウリ)=旧暦3月3日」
「清明祭(シーミー)=旧暦3月吉日」
「鬼餅(ムーチー)=旧暦12月8日」
しかし2019年に関しては沖縄のお盆は珍しく、8月13日(火)~15日(木)が旧盆。全国的なお盆と日程が重なります。
日にちだけの問題ではなく沖縄のお盆は独特なので、初めて沖縄のお盆に触れた方々にとっては、新鮮なことばかり!
お盆期間中の3日間を1日目(ウンケー)2日目(ナカビ)、3日目(ウークイ)と分けて進行します。
ウンケー(お迎え)は旧盆初日に行い、おじーとおばぁ(祖先)の霊をお迎えする儀式です。仏壇に花や、果物、島酒、お茶などを飾り、ちょうちんを灯してお迎えをします。
ナカビは2日目。この日は、おじーとおばぁ(祖先)も家に帰ってきてゆっくりしているようなので特に行事的な予定はありません。そのため、この日に身内の家に行って仏壇にお参りする、あいさつ回りをすることが多いです。
3日目は(ウークイ)旧盆で最も重要です。おじーとおばぁをあの世へお見送りする儀式です。
その為ウークイには必ず家族が集結し、1年の出来事をおじーとおばぁに報告します。それぞれの家族がウチカビ(あの世のお金)を3枚ずつ用意し、それを燃やして一緒にお見送りをします。ウチカビの数は集まった家族の数に比例します。子、孫、曾孫と子孫が繁栄するとそれだけおじー&おばぁは沢山のウチカビを持って帰る事ができ、あの世で裕福な暮らしができると言われています。
ちなみに、ウチカビにはあの世で貧相な思いをしないようにという意味があるそうです。
ちなみにウチカビの価値って知ってますか?実は1枚、なんと!1~2億円だとか!!
また、沖縄の旧盆は親族で集まって盛大に行うだけでなく、エイサーを踊る一団が道を練り歩く「道ジュネー」が行われるなど、とても楽しいお盆です。
沖縄県民の皆様もお盆をご先祖様と、楽しく過ごしてください。